表装コーディネーター佐河太心と掛軸

掛軸について、知りたい時に読んでもらえるブログ(になればいいなと・・・)

2019年の振り返りと 感謝を込めてありがとうございました

思い立ったように、ブログを書き始める男佐河太心です。

 

2019年も平成と令和という二つの時代を経験できる
貴重な年度でした。

 

そんな中、掛け軸屋も、平成と令和で大きく仕事の内容が
変わっていった気がします。

 

掛け軸屋のモットーは、正しい伝統を伝えて行くとともに
時代、時代に対応した、表装の姿を見せることです。

簡単に言うと、既成概念にとらわれずに、時代が求めるもの、お客さんが求めるものを
提案、提供していくということですかね

 

なんかとってつけたような、モットーですが、ちゃんと前々から
そんな考えをもとに、しっかりと対応させていただいております。

 

で、その時代、平成とと令和でどうかわったか?ってことなんですが
令和時代になったときに、表装のスケール感がとても大きくなってきたと
感じております

これは、内容とかでなく、単に物理的なことですが、作品が巨大化してきました
ということです。

 

それに伴い、表装の仕様も以前では考えられないような、大きな案件も
数多く出てきました。そして和紙印刷もかなり巨大化してきました。

 

掛け軸屋も、先述したモットーのもと、その大きさに対応できるように、たくさんの
表装をコーディネートしてきました。

 

振り返るとそんな一年だった気がします・・・・

振りかえりみじかっ(汗)

そして

え?? だから?? 何?

 

おっしゃる通り!!

 

とりあえず、2019年の締めくくりに、掛け軸屋の一年をざっくり振り返ってみましたが
たいして中身のない話に落ち着きました・・・・

 

てなわけで、今年一年、たくさんの方にお世話になりました
掛け軸屋は、他の店では「できない」もしくは「やらない」案件をお待ちしておりますので、来年も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 

追伸
ゲッターズさんの占い?ではわたくし銀のイルカは、2020年はあまり新しいことは
しない方が良いとでておりますが、そんなことは、気にしない!!っという
チャレンジャーのみなさま特によろしくお願いいたします

 

それでは、みなさま、よいお年をお迎えください。

 

 

無地パネル

 

無地パネル

 

 

 

家に飾りたくなる掛軸:平松昭子さんの掛軸

久々のブログ更新
そして、掛軸ネタ

こうやって、ブログを書き始めると、もっと発信していきたいな~と思うのですが、いつも数か月も更新が空いてしまいます・・・

 

伝えたいことはたくさん頭の中にあるのですが、そこですべて完結してしまっているのです・・・アウトプットが出来ない・・・

 

そんなわけで、常に言い訳からはいる、小心者ぶりは相変わらずでございますが、今回は、家に飾りたくなる掛軸についての紹介です。

 

家に飾る掛軸というと、みなさん、大体口をそろえて言うのは、床の間の掛軸をイメージする方が多いです、そのため、まず床の間や和室がないから、「掛軸はかけられない~」と自分から掛軸を、遠ざけている人が結構おります。

 

そうです、そこのあなたで~す

 

おそらく、掛軸関係者が(どんな関係者・・・?(^-^;)、みんな言ってることではありますが、掛軸は床の間でなくでも、写真や水彩画など額に入れて、みなさん飾ってるように、掛け軸も額のように床の間だけでなく、家の至るところに、飾ることができるものなのです!!!

 

「えーーーでもそんなん想像できないよ~」というあなた、たしかにおっしゃる通りでございます・・・そうなんです、掛軸は床の間にあるものという先入観があり、なかなか飾るイメージが付かないのです!!

 

しかし、イメージが付かないからといって、わたくし、掛軸師もとい、掛軸デザイナーもとい、掛軸コーディネーター、もとい、とりあえず掛軸に関する肩書を沢山持つ男、佐河太心!あきらめるわけにはいきません!

 

掛軸が生活空間にどれだけ合うか、そしてどれだけの可能性があるかを、みなさんにお伝えしなくてはなりません!掛軸の伝道師として!!(だったらもっと発信しろ)

 

そこで、一番簡単な方法は、掛軸が生活空間に取り入れられている所を、視覚情報で見ていただくのが良いかと思います、そうです、「百聞は一見に如かず」です。

 

私が、おすすめする、家に飾りたくなる掛軸は、イラストレーターの平松昭子さんの作品の掛軸です、下記の画像を確認してもらうとわかりますが、寝室や玄関先に飾ってあっても、とても合うと思いませんか?

 

また、作品が持っている本能的な楽しさが、掛軸の取り合わせとリンクして、なんだかほっとする空間を、毎日の生活に活力を与えてくれる気がしませんか?

※画像をクリックすると平松さんのサイトにいきますよ~チェッキング↓

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どうですか?どうですか?? なんか、自分の家にも飾れそうな気がしてきませんか??イメージが現実化してきてないですか??!!


わくわくしてこないですか?? 欲しくならないですか?? 

 

おそらく皆さんは、宗教的な掛け軸や、鶴の絵や富士山などを、掛軸の中身の作品としてイメージするかと思いますが、この平松さんの作品のように、ファニーエレガントな作品も、掛け軸ととっても相性が良いのです。

 

掛軸は、毎日の生活にちょっとしたアクセントを与えてくれる、すごい物なのです、落ち込んだ時に、掛軸をみると元気にしてもらえる、疲れた時には、ホッとさせてくれる、そんな生活空間のオアシスになることが出来るのです。

 

ぜひ、みなさん掛軸を生活空間に取り入れてみてください、そして、平松さんの掛軸作品、マジでおすすめです(40超えたおっさんの絶望的な語彙力のなさ・・・・・でも本当に良いんです、)

 

販売もされてますので、サイトもチェックをしてみてください(^^)こだわりの一文字で作った掛軸もありますよ~(いちもんじと読みます。作品の上下にある横長の生地の部分のことです)
https://www.etsy.com/jp/shop/AkikoHiramatsu

 

みなさんが、掛軸の楽しさや、魅力に気づいてもらえるように、これからも掛軸情報を発信していくと同時に、引き続きたくさんの作家さんの掛軸も紹介できればなと考えております。

 

ではでは、今後ともよろしくお願いいたします。

 

あそうそう、掛軸仕立て、和紙印刷、パネル仕立て、巻物仕立て、屏風仕立てについての質問や、こんなことできますか~的な、他に断られた無茶苦茶な相談等LINE公式アカウントでも受け付けております、レスポンス早い時は早いですが、遅い時はけっこう遅くなりますが、お気軽に友達登録して、お問合せください。

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掛軸道場開催します!

みなさん、こんにちは、今年は梅雨らしく、シトシトと雨が降り、ジトジトとした湿度で、私は、体調不良真っ盛りといったところです。

そんな、体調不良を吹き飛ばしてやろうということで、掛軸道場を8月4日〈土曜〉10日〈日曜〉に開催することにいたしました!

 

とは、いうものの、掛軸道場とはなんぞや?

というところだと思います。

掛軸道場とは、「作品の部分だけが白い(無地)掛軸に、墨を使って文字や絵を書いて、飾る!」極めてシンプルな道場です。

 

決して掛軸をつくるとか、掛軸を使って戦うわけではございませんのでご注意ください。

 

普段のお絵かき帳が、掛軸になったと考えてもらえば良いかと、なので、小さなお子様も、楽しく参加できますし、子供の夏休みの自由研究や、自由課題として、掛軸道場を利用してもらっても、大歓迎です。

 

まずは、掛軸を家に飾る、生活空間に取り入れると、どうなるか?、掛軸の楽しさ、面白さ、奥深さを掛軸道場で感じてもらえると嬉しいです。

 

基本は予約制となります

正味時間は30分程度になります。

詳細は下記のサイトでご確認ください。

申込もそちらから可能です😊

 

みなさまの入門お待ちしております🙇🏻‍♂️

https://peraichi.com/landing_pages/view/kakejikudoujyou

 

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掛軸シミュレーターβ版完成いたしました!

こんにちは、最近、のどにタンがからみ、えへんえへん言っていたら、子供におじいちゃんみたいだから辞めてと言われた、佐河太心です。

 

どうして、年取ると、タンが絡むのでしょうか・・・

 

そんなわけで、妄想4年、構想7年、制作1年の掛軸シミュレーターβ版が完成いたしました。β版ですので、まだまだ、これから画像はめ込み機能などを、実装するために制作中です。運用しながら徐々にグレードアップして活用できるように進めていきます。

 

掛軸を制作するときの全体のイメージ感や色味の雰囲気を、確認するのには丁度よいシミュレーターです。

 

出来上がったイメージ図をメールで送ることもできますので、ぜひぜひご利用くださいませ。

 

掛軸シミュレーター 丸表装

掛軸シミュレーター 二段表装

掛軸シミュレーター 三段表装

 

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掛軸デザイナーのお仕事:和紙印刷とデータ加工

みなさん
こんにちは、掛軸デザイナー(掛軸師)の佐河太心です。

 

本日は、掛軸デザイナーのお仕事を紹介いたします。

掛軸デザイナーと聞いてどんな仕事をしてるのか、すぐに答えられる人はかなり変わった人だと思います・・・・なぜなら、命名してる本人ですら、いまいち、説明するときにまとまりがなくなって、うまく説明できないからです。

そのため、自分の仕事内容をまとめられるように、掛軸デザイナーの仕事内容を、少しづつブログで紹介していこうと思い立った次第です。

 

掛軸デザイナーとは?
掛軸デザイナーは、一言でいうと「掛軸に関するプロフェッショナル!」です。

掛軸を作ることも、掛軸をデザインすることも、掛軸について伝えることも
すべて掛軸デザイナーの仕事の範疇になります。

具体的な例をあげると、「古い書の作品があって、それは掛軸にしたくないけど、もう少し小さくしてレプリカを掛軸にしたい」という、お客様の要望があったときに、通常の表具師であれば、作品を持ってくるか、レプリカ自体を作って持ってきてもらってから仕事が始まりますが、掛軸デザイナーの場合には、レプリカ制作から仕事がはじまります。

また、その掛軸はどのような目的で使用したいのか、予算感などを、ヒアリングして、お客様が求める最適な掛軸を制作するお手伝いを行います。

 

今回は、おじいさんが書いた1点ものの作品を、孫たち5人がみんな持っておこうというところから、レプリカ制作になることになりました。また、原本では気持ち大きいので少し、縮小したイメージで作品(本紙)を作って欲しいとのことでしたので、そのあたりのバランスもとりながら、レプリカ作成を始めます。

 

まずは、原本作品の画像をスキャンします
結構、フチの部分などが傷んでおります、後ほど裏打をして、ある程度保存性をもたせるようにいたします。

作品原本

 

次に、取り込んだデータを加工して、余白の削除を行い文字のみを抽出いたします
地味な作業です・・・・

加工1

 

文字のみを抽出いたしました。これで複製は、ほぼ完成です、、作品の大きさなどを調整して、掛軸用の和紙に出力すればOKです

加工2


和紙に出力いたしました。

和紙出力

 

原本と比べるとこんな感じです

原本レプリカ比較

 

てな感じで、あとは、掛軸のデザインを決めて、通常の掛軸制作を進めていけば、完成です。

 

なんとなくわかりましたでしょうか?

わかりにくいですね・・・・

とりあえず「掛軸にしてみたいを形にする仕事」だと思っていたければと思います。

また、後日、掛軸デザイナーの具体的な仕事を紹介させていただきます。
後日が数年後になる可能性も・・・・

 

 掛軸に関するお問い合わせはLINEからでも受け付けておりますので、お気軽に

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童観さんの書道教室が表参道ー南青山にOPEN

みなさんこんにちは

掛軸デザイナーの佐河です。

 

最近は掛軸師と掛軸デザイナーを並行して使用しております。

 

今回は、渋谷や原宿そして表参道を活動範囲にされてる方にお勧めの書道教室のご案内です、書道家矢野童観さんの書道教室がなんと!2019年5月に表参道南青山地区に開講いたします!!パチパチパチ

 

童観さんとは、表装と親和性の高い、書の世界の方ということで、色々な童観作品に携わらせていただいております、その作品制作の中で、表装のアプローチから、様々なご相談やご提案をいただくことがあり、表装の人間からみても、とても勉強になる書家さんだと常々思っており感謝しております。(一応誤解されるといけないので(^-^;童観さんだけでなく、掛軸屋にご依頼されるお客様はほとんどの方が勉強熱心でこちらが勉強になることばかりです(^^)

 

そんなわけで、講習内容などは、ぜひ童観さんの下記リンクブログをご覧いただき、会社帰りや、休日の有意義な活用として、習ってみてはいかがでしょうか?

 

そして正式OPENは5月からですが、その前に体験説明会を開催しておりますので、一度体験してみるのがおすすめです!!

 

体験説明会を近々では

2019年2月24日(日)

2019年2月27日(水)

2019年3月1日(金)

に開催予定です

 

詳細は下記リンクからご確認ください

doukanyano.wixsite.com

 

お申込みの際には、掛け軸屋のブログをみて申し込みしましたと伝えてください

「そうですか~^-^」と爽やかに言ってくれると思います(^^)

パネル貼りのお話

みなさんこんにちは

最近、体の不調が続く佐河です。

検査検査で疲れました・・・・

 

はやく健康体に戻りたいです。

 

ただ、そんな中でも仕事は進んでいきます
本日は、ここの所とてもご依頼が多いパネル貼りのお話です。

 

私のお店は「掛け軸屋」と名うってますが、掛け軸の仕立ては6割から7割で

その他、パネル貼りや額、屏風といった仕立てもたくさん手掛けております

 

そのパネル貼りですが、なんとなく、板に作品を貼ってるというイメージを
みなさんお持ちだと思います!!

 

 

 

 

実は・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

その通りです。・・・

 

ただ、そこは掛け軸屋のパネル貼りです、ただ、水貼してるかというと
そんなことは当然なく、一応、作品にとってどのような貼り方が良いか
作品を今後どうしたいか、作品にあった貼り方を決めております。

糊付けてポンではないのでご安心ください。
また、コストに合わせて貼り方を工夫することもしております。

 

それでも、どのような完成形になるかみなさん、イメージがわかないようですので
佐河画伯がこんな感じの貼り方があるよーーーと図にしてみました

確認してみてください

 

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いかがでしょうか?

本当に字が下手くそですね~
これ結構きれいに書いたつもりなんです・・・・

小5の娘より字は汚いと言われております・・・

 

話がそれてしまいました💦

あとは、大きなパネル作品やパネルで作る屏風風パネルなんてのも
出来たりします。

この、パネル屛風の特徴は、通常は作品を2枚にして(カットして)丁番をつけて
制作していきますが、この工法を使用すると、作品を切らないで
作ることが可能なのです!! 2枚ツナギのみなのですが・・・
3枚や4枚のパネル屛風は通常の丁番になります

 

またまた、佐河画伯のイメージ図を下に貼っておきます

f:id:kakejikuya:20190122134712j:plain

てな感じです

 

 

そんな感じで、パネル貼りなどに興味がある方は、いつでもご相談にお越しくださいませ

 

お待ちしております

 

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